
タイトル:ELIZABETHTOWN
製作 :2005年
監督 :Cameron Crowe
出演 :Orlando Bloom、Kirsten Dunst、Susan Sarandon
饒舌に語りかけてくれるのがセリフや映像じゃなく音楽であるということが、
なんとももどかしい映画です。まあそのもどかしさっていうのは
「勝手なことばかり言いやがってこの野郎、こっちは英語の歌を聴かされても
歌詞がわかんねぇんだよ、それにお前(オーランド・ブルーム)が
失敗か大失敗だかしらねぇけどそんなの関係ないし、
父親が死んだっていってもどういう親子関係を結んでいたかよく分からないので
感情移入できねぇんだよ!!!
そもそも都合よくオキャンピーな姉ちゃん(キルスティン・ダンスト)
に会ったからって、絶望の淵から這い登るのが早過ぎだろ。
大失敗の金額が大きいだけで気持ちの失敗が全然感じられねえぞ!」
ってなやつなわけです。いやー、でも音楽はいいねぇ、
オーランド・ブルームもかっこよいし、キルスティンはクセがあるけど
それはそれで魅力的だし、田舎の風景も良かった。
でもよぉ、なんかひどくスカスカな映画だったわ。
キャメロン・クロウ監督の最新作。「おお、やるんだあ」と初日に観にいった。
最終回の東宝新宿プラザは3分の1の入り。
土曜夜だが全然入っていない。おすぎ効果はあまり出ていない。
というかあの人が宣伝してるものは「フランケンシュタイン」以来、
初めて劇場で観たかもしれない。やめた方がいいよ、使うの。
タレント使って映画宣伝するのは効果があると思うが個人的には露木アナとか、
あまり感動を表に出さない人がいい。意外な人の意見が知りたい。
あまり入り込めなかった。何を描いてる映画なのか。
家族?親子?成長?どれもあるんだろうけど浅い。
どれを語るにも映像での情報が少なすぎる。浅い。
オーランド・ブルームが槍だの、鎧だの、古代の格好をしていないのを初めてみた。
クリスティン・ダンストさんはエターナルサンシャインの時も思ったが役柄が合えば魅力的だと思う。そんな一面が見れた映画。
とは言いつつ、ケンタッキーはいい町だなあとか、やはりキャメロン・クロウの選曲はいいなあ、とかオーランド君かっこいいーとか皆見方が違うと思うので観て確認してくれ。
以上。
(M字開脚)