2005年10月01日

運命じゃない人

運命.jpg

タイトル:運命じゃない人
製作  :2004 日本
監督  :内田けんじ
出演  :中村靖日、霧島れいか、山中聡、
     山下規介、板谷由夏

運命とは見えない関係がどこかでつながり、
かつ唐突に目の前に現れるが故に超自然的な力が
働いていると思ってしまうことである。
現実において自分は自分であるという主観的な視点で
生活する人間がほどんどであると思うのだが、
「運命じゃない人」は映画であるわけで、
観客が普段は持ち得ない超自然的視点、
つまり運命のからくりを覗ける立場にたつことが出来る。


「電話番号をなめんなよ」
探偵の神田がサラリーマンの宮田に対して言う台詞である。
電話番号を知っているか知らないかは他人かそうでないかを分ける
大きな基点となるという事なのだが、
運命を否定しているように聞こえるこの台詞は運命のからくり、
運命の強度を知っているからこそ出てくる台詞でもある。
自ら糸を手繰り寄せようとする戦略性こそ、
超自然的視点を手に入れることであるのではないかと、
神秘側からではなく、日常側から提起されるからこそ
この台詞がこちらに響くのである。
とここまで書いてみたのだが、この映画はどんな話だ?となるかもしれないが、
案ずることなかれ、「運命じゃない人」はなんとも軽快であり、
笑えて観れるエンターテイメント作品なのだから。

(文化遺産)

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posted by つるっと温泉卵 at 17:22| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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『運命じゃない人』監督:内田けんじ
Excerpt: 内田けんじ監督の長編デビュー作品「運命じゃない人」 公開最終日にようやく行ってきました 1800円で映画を観たのは久しぶりのこと 新鮮 で、この映画は第14回PFFスカラシップ作品。 ..
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