
タイトル:ENEMY AT THE GATES
製作 :2000年
監督 :Jean-Jacques Annaud
出演 :Jude Law、Joseph Fiennes、Ed Harris
何か難しい映画を観た感じがした。内容が難しくて解らなかったとかでは無く、自分の中で賛否どちらで評価すべきなのか悩んだ。
全体を通してみれば、スナイパー映画として十分に楽しめたけれども、レイチェル・ワイズの存在を思い切り否定したい。
別にレイチェル・ワイズが嫌いなわけではないが、スナイパー映画なので一定の緊張感を常に持続して観ていたいのに、レイチェル・ワイズが出てくる度に緊張が途切れる。
この映画にはそういった面も必要だと解釈する人もいるとは思うが、極端に言ってしまえば2時間スナイパー同士が睨み合っているだけの映画でも満足してしまいそうな自分にとっては必要の無い役だった。
ジュード・ロウの作品はあまり観てなく、久しぶりにお目にかかったのだけれども、何時の間にか渋みが出ていい俳優になってましたね。
ジョセフ・ファインズも雰囲気がだんだん兄に似てきて、いくら良い演技をしても兄弟、親子で俳優ってのは独特の同じ雰囲気は隠しきれないなと感じた。
レイチェル・ワイズを除けば、端々に見えた中途半端な所を包み隠せるほど面白かった。久しぶりに面白い戦争映画を見れたけど、レイチェルが・・・。
美しい女優なだけにもっとボロクソに酷評できないのが悔やまれる。
『スターリングラード』、確かにタイトルは間違ってないが、普通にソ連対ドイツの戦争映画と長い間勘違いしていた自分としては、地団太を踏んでしまいたい。
(knz)
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