2005年06月14日

ブロウ

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タイトル:BLOW
製作  :2001年
監督  :Ted Demme
出演  :Johnny Depp、Penelope Cruz、Ray Liotta

実在した麻薬のディーラー、ジョージ・ユングの半生を描いた映画。
こういった伝記系の映画は評価するのが難しいのだが、映画単体として捉えるのなら楽しめました。

マリワナ、コカを扱う映画なので激しい感じの映画かと思ったが、実際の話なだけにあまり激しさは無く、泣き所もあった。


主人公の父親役として出ていたレイ・リオッタがいい味出しまくっていた。どんなにダークサイドに手を染めても息子を許し愛する父、その息子も父を尊敬して愛している。
最後のテープのシーンなど、レイ・リオッタに危なく泣かされそうになってしまった。ユングも自分の娘を愛し、自分の信じれるものは娘だけと思いつつも最後はあのような結末になってしまう。

何も考えずに観ればドラッグディーラーの家族愛を描いた映画になる。しかし、テッド・デミ監督も言っていたが、この映画の最大のテーマは両親に愛情を受けながら育たない子供はどこかしら道を踏み外し、さらには自分の子供にまで親と同じ事をしてしまう。
もちろん全部が全部ではないけれども、悲しい事にこれはある程度の先進国では今では常識になってしまっている。
DVDの特典インタビューでジョージ・ユングが、このアメリカを悪くしているのはドラッグではなく、それ以上にまともに自分の子供を育てられない親だ。いつまでたってもそれに気がつかないと大変な事になる、と言っていた。
アメリカにドラッグを広め、自分が両親の様にはなりたくないと思いつつも、自分の娘を不幸にしてしまった男の台詞は妙に重く感じた。

レイ・リオッタが良い父親を演じていたように見えるが、自分の息子が密売で捕まっても怒りもせず、やめさせようとしても無駄なんだろ?と、息子にとって理解のある父親になっている。
けれども、愛情こそあったものの、自分を良い父に見せようとするが為に、結局は本当に息子の為になる事は言えず正しい道へと導けなかった弱い父親に見えた。

(knz)

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posted by つるっと温泉卵 at 09:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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