2005年05月13日

メメント

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タイトル:MEMENTO
製作  :2000年
監督  :Christopher Nolan
出演  :Guy Pearce、Carrie-Anne Moss、Joe Pantoliano

劇中で、脳の記憶と書面の記録どちらが確かかといった問いかけがあるが、これは映画を見ている者に対しても言っている台詞である。

この映画は物語の終わりから始めに戻って行く手法で編集されている。もちろん逆回転で戻るのではなく、簡単に例えるなら15分話が進んだら30分前に戻りそこから15分話がすすんだらまた30分前〜と繰り返して行く。


主人公は頭に強い衝撃を受け10分間の記憶しか覚えられない。その為にひたすらメモをとり、ポラロイドで写真を撮りそれにもメモをする。大事な事は自らの肉体に墨を入れ記録している。
そんなガイ・ピアース演じる主人公が妻に暴行を加え殺害した犯人を見つけようとする。普通に考えれば10分しか記憶が無い男がどうやって捕まえるんだ?と興味が沸いてくるが、先にも書いた様にこの映画はストーリーが逆から進んで行く。
要するに、いきなり妻を殺した犯人を捕まえている。予備知識が無いと、それを理解するまで少し時間がかかるが、最初からわかっていた所でこの映画の面白さは微塵も薄れない。

ここで冒頭に書いた観る側の記憶の話に戻るが、不思議な事に話が戻りながら進んで行くと見ているこっちも少し前の内容が曖昧になり極端に言えば主人公の不安を感じる事ができる。
ストーリーが戻って行くので「なるほど、だからさっきの場面でああなってたのか〜」といった場面がかなり多い。多いが故に「・・・でも、確かあの時こうなってた気がしたけど、どうだったっけなぁ?」など自分の記憶をたどってしまったらこの映画の罠に掛かった証拠であろう。

監督のクリストファー・ノーランの次回作『バットマン・ビギンズ』は他のシリーズと比べるとどのようになっているのか楽しみだ。
バットマンが悩むあたりにノーラン節が上手く出ていればいいなと期待してみる。

それにしてもジョー・パントリアーノ演じるテディがポラロイドで写真を撮られる時の笑顔が素敵だった。

(knz)
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posted by つるっと温泉卵 at 18:29| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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メメント/Memento
Excerpt: この映画、 2年前くらいに初めてビデオで観ましたが、 未だに新しい発見があります。 監督のクリストファー・ノーランの手法、 インソムニアでも際立ってたね。 ガイ・ピアーズもすばらしい俳優だ。 L.A..
Weblog: oceanus
Tracked: 2005-05-28 09:26
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