2005年03月30日

微笑みに出逢う街角

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タイトル:微笑に出逢う街角(原題:Between Strangers)
製作  :2002年
監督  :エドアルド・ポンティ
出演  :ソフィア・ローレン、ミラ・ソルヴィーノ、デボラ・カーラ・アンガー

ソフィア・ローレンが自身の100作目の作品をこれに選び、
息子がこの作品の監督である。
それは親としては当然選びうる選択肢だろうし、
この物語自体が親子という選択の余地のない関係性を踏まえて、
女性が自らの道を選び取るというものなのだ。


三人の女性を中心に物語は進むのだが、この三人はそれぞれ親子、
そして男性と女性という対立を緩やかに抱えている。
劇中に出てくる男性は基本的に、女性を抑圧する存在であり、
三人はそれぞれ父や夫といった男性に、自らの道を奪い取られてきた。
それは女性のアイデンティティーを男性的なものに依存させるような
やり方で非常に暴力的であるようにも思える。
そして、それぞれ三人は特別ではないが大事なきっかけを経て
偶然に出逢うのである。

中盤は中だるみしてる感もあったが、最後のシーンはとても素敵だったと思う。
そして音楽はとても美しく映画の色彩を豊かにしていた。
ただ、これを楽しめる日本人男性はそう多くないように思えるのです。
なんとなく。
この女性たちは確かに自分の道を選ぶために犠牲を払い決断したと思うし、
それはそれで素敵なことだが、
三人ともその決断が後ろめたさと、許しを得るためのものではないかと
気がして、もうちょっと弾け飛ぶような決断はできんのかと。
私にはリアリティーにかける物語だったので満足はできんかったが
女性は見てみると、自分自身のあり方が少し整理されるのでは?

(文化遺産)
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posted by つるっと温泉卵 at 04:27| Comment(1) | TrackBack(2) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
リンリンが余地に製作されたみたい…
ただつるっと温泉卵で決断しなかったよ。
そしてソフィアまでつるっと温泉卵がソフィアに女性っぽい存在すればよかった?
Posted by BlogPetの「リンリン」 at 2005年03月30日 10:08
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何もかも飲みこんで、微笑むということ
Excerpt: 「微笑みに出逢う街角」★★★☆ ソフィア・ローレン、ミラ・ソルヴィーノ主演 過去に囚われながら、過ごす日々。 そのままやり過ごすことも出来た。 名声にあと少しで手が届きそうだった。 ..
Weblog: soramove
Tracked: 2005-04-17 21:14

映画『微笑みに出逢う街角』
Excerpt: 原題:Between Strangers "人生は重い荷物を背負って坂道を登るようなもの"って徳川家康が言ったとか言わなかったとか・・人は楽しい事より、厭な思い出ばかり思い出す。..
Weblog: 茸茶の想い ∞ ??祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり??
Tracked: 2006-06-03 16:01
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