2006年08月07日

ニューヨーク・ドール

newyorkdoll.jpg
タイトル:New York Doll
製作  :2005 USA
監督  :Greg Whiteley
出演  :Arthur Kane,David Johansen,Sylvain Sylvain,
      Steven Patrick Morrissey,Iggy Pop

ロックな生き方というものがあるはずだ。
破天荒でとげとげしく刹那的で太く短く生きる。
わたしの抱くロック的な生き方とはこういことだ。
つまり伝説をつくる生き方。
ジミ・ヘンドリックス、マーク・ボラン、シド・ビシャス、カート・コヴェイン、数え上げればきりがないがまさにロック先輩だ。
いやわたしがロック大学に入学したわけではないが、この先輩達は紛れなくロックエリートなわけだ。
このロックエリート界で伝説となっているバンドがある。
そう、ニューヨーク・ドールズだ。
数々の悪行を尽し、後進のバンドに多大な影響を与えたロック・エリート中のエリートだ。
「ニューヨーク・ドール」はこのバンドが約30年ぶりに再結成するまでをおったドキュメンタリー映画だ。

しかしこの映画はニューヨーク・ドールズより、ベーシストのアーサー・ケインに焦点をあてる。
なぜか?
それは彼が再結成ライブのあとに白血病の合併症でこの世を去るからだ。
劇的すぎるが事実だからしょうがない。
ただこの映画のおもしろさはそこではない。
それはアーサーがニューヨーク・ドールズ解散後にどのような道程をたどってきたかというものだ。
ここでロック的な生き方というのがでてくる。
アーサーは解散後、成功をつかめず酒におぼれ落ちぶれていく。
ロック大学のエリートの彼が見事なまでにドロップアウトするのだ。
「死ねればよかったのに…」とアーサーが自分に言っていたかは知らないが、死ぬことによって伝説となったエリート達は今もみんなの記憶の中ではあのかっこいい姿のままだ。
落ちぶれてどうしようもなかった頃に出会ったモルモン教に改宗することで再び「生きる意味」らしいものを掴んだアーサーは長い通勤時間、よれたスーツ姿で生活していた。
この姿を見て往年のドールズファンは、「ロック」に何かを投影している人たちはどう思ったのだろう。

これが現実だ。

現実…ゲンジ…ゲ・ゲ・ゲの鬼太郎。
僕たちの鬼太郎は年をとらない。
なんだろ、クリス・ノヴォセリックはどうなったんだろう。とか。
ぐっと染みるぜ、この映画。
(文化遺産)
【関連する記事】
posted by つるっと温泉卵 at 02:45| Comment(1) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
つるっと温泉卵が、ニューヨークでとげとげしく生き方と、ないが生き方とかなっている
きりやエリートとかをドールズしなかった。
Posted by BlogPetのリンリン at 2006年08月10日 18:56
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/22023869
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。