2006年06月16日

美しき運命の傷痕

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タイトル:L'ENFER
製作  :2005 France/Italy/Belgium/日本
監督  :Danis Tanovic
出演  :Emmanuelle Béart、Karin Viard、Marie Gillain、
      Guillaume Canet、Carole Bouquet

まず特筆すべきはエマニュエル・ベアールの妖艶さだ。
43歳であるが年齢より若く見えるというより、歳相応の色気というものを備えており、その香りを嗅ぐだけで卒倒しそうな濃い色気を発している。
さて、「美しき運命の傷跡」であるが、これまたとても濃い映画だ。
原題は「L'ENFER」、つまり「地獄」である。
まさにその通り。

物語は三姉妹の次女であるセリーヌが見た、父親の不幸なる現場をきっかけに、家族は崩壊し父親は自ら命を絶つ。
その事件の22年後、三姉妹そして母親はそれぞれの問題を抱えながら生活していたのだが、次女のもとに現れた青年が不幸なる現場の真実を語りだすのだ。
長女ソフィ(エマニュエル・ベアール)は夫の浮気、次女セリーヌ(カリン・ヴィアール)は男性恐怖症、三女アンヌ(マリー・ジラン)は友人の父親であり自らが通う大学教授との不倫といったようにそれぞれ男性との問題を抱えている。
強く欲し、拒絶する。どちらも同じ何かを求めているようだ。
これは失った父親に対する潤うことのない愛情ではないかと思う。
だからその愛情は過剰なまでに対象となるものを求める。
これは青年が語る真実より、強いものである。
たしかに青年が語る真実も真実であるが、勘違いの上で成り立つ現実も彼女たちにとってはまたひとつの真実である。

もはや地獄から逃れられないかもしれないが、最後の最後まで後悔のない情念をいまだに燃やす母親が、この三姉妹よりとてもおぞましくあり、生を感じるのがとても印象的であった。
(文化遺産)
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posted by つるっと温泉卵 at 13:42| Comment(3) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
リンリンが相応したかもー。
Posted by BlogPetのリンリン at 2006年06月17日 13:59
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<a href= http://www.salvatores-chicago.com/ >Salvatore's Ristorante</a>
http://cnn.com/2002/fyi/teachers.ednews/08/01/tuition.hikes.ap/index.html

リンリン映画倶楽部
Posted by Deon Michael at 2007年12月16日 16:27
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